妊活に向けた「生理」と「子宮」の準備

出産を目標としたカップルにとって、
それも、「自然妊娠」が望ましいと考える場合には
「タイミングの日」というのは、非常に重要なものとなります。

昨今では、「男性不妊」に関する問題が広く知られてきており
また事実として深刻なものになりますが、
やはり女性に関する問題も変わらず重要なものと言えます。

そして、その問題の本質は「ホルモン」や「卵子」といったものであり
その鍵を握るものとして、「生理」という要素を無視することはできません。

妊活の鍵を握る「月経」

男性側の不妊要因が、「精子」に関わるものがほとんどであることと同じく
女性側の不妊要因に関しても、卵子が関わっているものが多いと言えます。

しかしながら、卵子に関わる問題には女性ホルモンが大きく関わり
女性ホルモンには、無限の要素が関わっていることになります。

また毎日作られる精子に比べて、卵子というのは”限りあるもの”であり
その1つ1つを、大切に分泌(排卵)する必要があります。

加えて、トラブルを抱えていた際の<修正>が難しいものでもあり
その鍵を握る要素が、生理の「サイクル」になります。

正常な卵子の分泌と同時に、「体の改善」にとっても大きな役割を果たすものなのです。

このコーナーでは生理という角度から、また生理にも関わり更に赤ちゃんを宿す
”赤ちゃんのおうち”となる「子宮」の環境を、健全に保つためのトピックを解説していきます。

月経の基礎知識と生理時の主なトラブル症状

生理にまつわるトラブル

「月経困難症」の症状と対策・克服

子宮にまつわるトラブル

「不正出血」の症状と原因

「子宮筋腫」の症状と原因

「子宮内膜症」の症状と原因

「子宮頸がん」の症状と原因

「女性の一生」に関わっている要素でもある

女性特有の悩み・トラブルの内容は、数多くあり
特にヘルスケアの問題は、男性よりはるかに困難なものだと思います。

そしてこらの問題は、家族(母親)や親しい友人に話すことはあっても
非常にパーソナルな問題であり、他人に相談することが難しいという人は多いです。

人目が気になり、病院に行って医師に相談することさえ、抵抗がある人も多いようです。

実生活に影響を及ぼすことも、体質によって症状は違いますが
「重い人」も「軽い人」も、生理前後・期間中は
心身共に普段とは違う違和感を抱えることになります。

特に大切な日や、楽しみにしていた日に重なってしまうと憂鬱に感じてしまうものです。

生理は出産のための体の準備であり、なくてはならないものです。

それに加えて妊活だけでなく、女性の一生を通じての問題でもあるのです。

リスクを減らして安全な出産をするための秘訣

不妊治療や妊活に挑戦しているカップルは、授かることに対する思いが強いことは間違いないと思います。

しかし、妊娠を考える・妊娠するということは”責任持って出産すること”までがセットであり
安全に出産するための準備は、「妊娠前」から始まっているものでもあります。

ここでは、<安全な出産>をするためのステップを段階別にまとめておきます。

まず出産のきっかけは<妊娠>になりますが、この段階でかなり多くの要素が決定してしいる事実です。

その決定要因の大部分を占めているものが、「精子」と「卵子」という「命の素」です。

そして、これら「生殖細胞」の状態によって各要素のリスクが決まってきます。

妊娠~出産過程におけるリスクというのは、

  • 流産・死産の可能性
  • 胎児の先天性障害・疾患
  • 体内での成長の程度

ほとんどの要因が、”卵次第”で決まってくることが分かっています。

流産・死産の可能性

流産してしまう可能性は、妊娠した時点である程度決まっています。

妊娠後の過ごし方や、栄養状態・体調は”ほとんど関係が無い”ことが判明しています。

  • 受精した精子か卵子もしくはその両方
  • 受精卵の形成過程
  • 着床の過程

以上のどこかの段階で、トラブルが発生したことによってリスクが発生するのです。

胎児の先天性障害・疾患

出産を考える両親が最も懸念するリスクが、ダウン症を中心とした先天性の障害・疾患だと思います。

これらに関しても、妊娠中の過ごし方よりも精子や卵子の「質」
そして、それらによって作られた「受精卵の質」が、大きく関係していることが分かっています。

特に高齢出産に挑む夫婦の場合、精子や卵子が共に劣化していることも多く
先天性の障害・疾患のリスクが高まることは、臨床データからも明らなことです。

体内での成長の程度

昔から、母体の栄養状態が胎児にも影響することは言われており
それも確かに一理ありますが、この体内での胎児の成長過程においても
受精卵、しいては精子・卵子の質が大きく関係しています。

生理が始まったばかりの極端な若年層と、高齢出産に「未熟児」が多いのもこのためと考えられています。

健康な「生殖細胞」を作ることがスタート

女性が責められることの多かった、胎児のリスク要因に関して
受精卵の時点ですでにリスクがあることが分たことは、誤解が解けたということだけでも前進です。

まずは、「健康な精子」と「健康な卵子」を作ることから始めましょう。

これらが”不健康”だった場合には、上記したように

  • 流産や死産
  • 「ダウン症」やその他の「先天性障害」

赤ちゃんに影響する重大なリスクが発生する可能性があります。

高齢妊娠・高齢出産において、以上のトラブルが多い原因は”卵の劣化”であることははっきりとしています。

またたとえ若いカップルでも、”しっかりとした過程”を経て受精できなかった場合に
「不完全な受精卵」によって、様々なトラブルが起こります。

それほど、生殖細胞とは大切なものなのです。

健康な「精子」を作る

極めて小く複雑な情報を背負っている精子は、その仕組みを完全に解明できているとは言えません。

しかし染色体・ミトコンドリア・DNA等の、生物を構成するための情報がぎっしりと詰まった
この精子がとても大切であることは言うまでもありません。

そして流産や先天性障害の原因は、精子のトラブルが招いている場合が多いことも分かっています。

精子の劣化は加齢も原因の1つでもありますが、生活習慣の要因が非常に大きく影響しています。

保存料などが大量に含まれている、コンビニ弁当やジャンクフードが
細胞に悪影響を与えることはもちろん、不規則な生活習慣やストレスも大きな要因になります。

それらを改善することが、精子のためにできることであり
妊活を始める前から準備しておく必要があります。

それと同時に、下半身に溜め込まれた精子はその周辺の温度や刺激にとても敏感です。

高温の湯への入浴や、下着の締め付けなどにも注意しましょう。

当然のことではありますが、常に「精子にとっていい生活」を送る必要があります。

健康な「卵子」の作り方

女性は生まれた時点で、「原始卵胞」という卵子の元の元を持っています。

その原始卵胞成熟して「卵胞」になり、最終的に卵子として排卵されます。

「生まれた時点で排卵できる数は決まっている」

ということを、聞いたことがある人も多いと思います。

実際には、排卵される卵子の何倍もの「原始卵胞」を持っており
その中から、選ばれたものが採取的に排卵されます。

基本的には、「出来がいい」ものが選ばれて排卵されますが
卵子になる過程でトラブルが起きたり、体の機能自体が衰えることによって
排卵される時点で”出来が悪くなってしまっている”場合もあります。

また、卵胞が成熟して卵子となるまでに、およそ1年かかると考えられています。

つまり、1年前に成熟が開始された卵子が排卵されていることになります。

生まれた時から持っていたものを、”実際に使う”その1年前から準備するということは
とても長い時間を体内で過ごすことでもあり、男性以上に早い段階での正しい準備が必要になります。

そして、そのためにおすすめしているのが「ウムリン」でもあります。

タイミング法の実践における注意点

健康生活を送りながら、元気な卵を作り・育んだ後に
ようやく「本格的な妊活」とも言える、「タイミング法」を実践していく訳ですが
この際にも注意しなければならないことがたくさんあり、慎重に考えていかなければなりません。

タイミング法を実践していくうえで、最も大切なことが「無理に行わない」ということです。

これには様々な理由があり、代表的なものでは

  • 無理な実践がストレスになる
  • 結果的に夫婦仲を悪化させる

ということであり、不妊治療においてここれらのトラブルは珍しいものではありません。

特に男性のコンディションには要注意

特に男性にとっては、非常に大きなストレスになってしまい
「男性機能不全(インポテンツ)」の症状に、つながってしまう恐れがあります。

いわゆる「プレッシャーで萎えてしまう」という現象です。

女性にとっては、理解することが難しことではありますが
ちょっとした心理的なストレスでも起こってしまう症状なのです。

その際に、

「なんでできないの?」

「赤ちゃん欲しくないの?」

とついなってしまい、夫婦関係がこじれる原因となります。

非常にデリケートな問題であると同時にプライベートな内容でもあり、しっかりとした話し合いが必要です。

<あえて見送る>ということも大切

「安全面」ということを考えた場合、精神的な面だけでなく体調面の状態も重要になります。

男女共に、体調が悪いタイミングでのタイミング法はよい結果を招かず
精神的にも体調的にも、デメリットの方が多くなる傾向があります。

そして、最も注意しなければならないことが卵の状態です。

生理不順の状態から排卵した卵は”健康ではない”ことも多く、受精したとしてもうまくいかず
また妊娠できたとしても、”何らかのトラブル”が発生する可能性が高いです。

「いい状態の卵」まで待ちましょう。

また、精子は3日以上10日未満「溜めた」状態での射精がベストであり
特に10日以上溜めた状態では運動率が低下するだけでなく、状態が劣化していることも考えられ

後々のトラブルにつながるおそれもあるため、注意が必要です。

コンディションが悪かったら、<見送る>という判断をすることも大切です。

早く赤ちゃんが欲しいと願うあまり、焦りすぎて本末転倒な状態を招いてしまっているカップルは多いです。

「早く欲しいからこそ落ち着く」ということも必要なのです。

「体の変化が目立つ時期」に注意すべきこと

<慎重に>ということは、妊娠している期間を通して言えることでもありますが
妊娠初期は特に非常に不安定な時期であり、注意しなければならないことがたくさんあります。

安定期と呼ばれる、「妊娠5~7ヶ月」になるまでは
流産や先天性障害の”芽”となるものが芽生えやすく、最も注意が必要な時期でもあります。

流産に関しては、精子・卵子という受精に至るまでのリスク要因が非常に大きいですが
「胎児の健康面」に関しては、この妊娠初期に大きく左右する要素があります。

妊娠初期の段階では「お母さん」としての体の変化がまだ未完成の状態であり
これから胎児の成長と平行して、子宮や胎盤が変化していくことになります。

女性ホルモン(主にプロゲステロン)の分泌が増加し
それに伴い「つわり」等の症状が出始め、人によっては非常につらい時期になることも考えられます。

排卵後・生理前と同じ状態が続くため、同じくむくみや便秘も起こりやすくなります。

この妊娠初期の段階は、赤ちゃんの生まれてからの健康・将来を左右しかねない重要な時期でもあります。

虚弱体質等の要素は、精子・卵子らに含まれる遺伝子の質と
妊娠初期の段階で、おおよその要素が決まると考えられています。

とにかく「葉酸」は意識しておく

この時期に特に重要な栄養素が「葉酸」になります。

葉酸は、胎児の神経細胞を生成するために不可欠な栄養素であり
これが不足することによって、先天性障害を招く危険性があります。

「絶対に不足してはならない」と考えるべき栄養素ですが、同時に不足しやすい栄養素でもあります。

葉酸はほうれん草を中心とした緑黄色野菜やイチゴ等に含まれますが、
十分な量を摂取するためには多くの摂取量が必要であり、調理によってまた壊れやすい成分でもあります。

だからこそ、サプリでの摂取が効果的なのです。

決して油断してはいけませんが、この時期を乗り越えることによって安全面や体調面で非常に楽になります。

赤ちゃんの将来にとっても重要であり、お母さんにとっては最初の試練でもあるこの時期を
うまく乗り越えることによって、精神的にも安心できることには違いありません。

徐々に出産に備えていく

乗り越えなければならないことが多い時期ですが、
同時に、この時期は安定期に向けて備える時期でもあります。

妊娠中期にはつわりは治まってきますが、高血糖(妊娠糖尿病)や高血圧(妊娠中毒)等といった
新たなリスクが上昇し始めるため、油断せずに備えていくことが必要になります。

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