不妊の原因にもなってしまうこともある「子宮筋腫」と「子宮内膜症」の症状とは

妊活のためにできること

「子宮筋腫」や「子宮内膜症」といった疾患の名称は
女性であれば、ほとんどの方が耳にした経験があるはずであり
「妊活」に取り組んでいるのであれば、なおさら気になるものであるはずです。

「子宮」に関わるこれらの症状は、子宮の状態が大きな要素となります。

即ち、「不妊」の原因にもつながることのあることは意外なことではなく
ならないこと・改善していくことが必要な症状であることは間違いありません。

基本的には妊活にとってマイナスとなる症状

これらの症状は、それほど珍しい症状というわけでもなく
子宮筋腫や子宮内膜症を抱えたまま、乗り越えて妊娠した女性はたくさんいます。

しかし「着床障害」といった症状が見られることが顕著であり、困難であることは確かなことでもあります。

まずは、それぞれの症状・特徴を簡単に説明します。

子宮筋腫

子宮筋腫とは、子宮内に「良性」の腫瘍ができてしまう症状であり
「痛み」や「経血」の増加等といった、「生理が重い時」に近い症状が現れます。

腫瘍が発生する場所によって

  • 子宮の外側にできる「漿膜下筋腫」
  • 子宮の内側にできる「粘膜下筋腫」
  • 子宮壁の筋肉の中にできる「筋層内筋腫」

主に以上の3種類に分けられます。

「妊娠可能」な年齢の30%に見られる症状であり、
当然のことながら、年齢が上がるごとにリスクが高まります。

小さい・少ないという場合には、それほど不妊につながることもないようですが
一定以上に大きい・多いという場合は、十分に不妊の要因となりえます。

また「できる場所」に関しても、非常に大きな要因となります。

治療内容としては「そのまま」の状態で、経過を見守るということも一般的ですが
あまりにも大きい、健康的な生活(妊活にも)に支障が出る場合には外科手術で取り除くことも多いです。

子宮内膜症

子宮内膜症とは、本来であれば子宮の「内側」にあるはずの「子宮内膜」が
子宮の「外側」に出来てしまう疾患であり、10%の女性に見られる決して「特殊」ではない症状です。

骨盤内部の組織が「癒着」してしまう原因ともなり
卵巣に近い場合には、複雑な症状になってしまうケースもあります。

広い意味では「骨盤」の中で起きる「炎症」とも言え、下腹部の激しい痛みを伴うことが多いことが特徴です。

程度にもよりますが、どちらかというと「子宮筋腫」よりも不妊につながる要素が多いと考えられます。

治療に関しては「子宮筋腫」と同じく、経過を見守り場合によっては外科手術を行うことになります。

また治療の一環である「薬物療法」によって、排卵を一時的に止めることもあり
いずれにしても妊活にはデメリットが多い症状と考えられます。

予防のために必要な「スムーズな生理」

以上の2つの症状は、予期することができない場合が多く
また明確な予防法がないため「できてから」改善策を考えることが一般的です。

しかし、「できるだけ可能性を低くする」ことは非常に重要であり
そのアプローチとしては、やはり「生理がスムーズに循環する体」を作ることです。

女性ホルモンの環境を整える

生理環境を整えるためには、やはり「女性ホルモン」の分泌を安定させ
「生理」をできるだけ”軽く”することが大切です。

もともと「生理が重い」傾向があったり、「生理不順」といった症状が見られる女性は
子宮筋腫・子宮内膜症共に、発生する確率が高い傾向があります。

生理環境の改善の鉄則は、

  • 十分な睡眠(できるだけ生活リズムも一定に)
  • 十分な栄養の摂取(ダイエットは一度やめる)

そして何よりも、「冷え性の改善」です。

生理をスムーズにするということは、不妊の克服にとっても非常に効果的なことです。

「月経痛」は、2つの疾患に共通した症状であり
これがなくなるだけでも、生理・妊活がスムーズになるはずです。

本来これらの症状は、改善してから妊活をすることが望ましいですが
その状態のまま妊娠することができる例も多く、妊活を継続するカップルもいます。

しかしながら、一般的な「タイミング法」の確率は非常に低下するため
「人工授精」や「体外受精」といった、より高度な手段をとることが多くなります。

「そのままでも可能」である一方、「確率が低いことは間違いない」症状であり
まずは「できるだけ」発症しないことが望ましい症状になります。

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